千代に八千代に、ヤチヨです。
代々続く「くノ一」の家系に生まれた忍です。家長様より命を受け、この世界にて活動しております。
現在はバレンシアにて倉庫番をしています。他の方々がバレンシアで狩をする際、メイドさんに預けて届けられたドロップ品を整理する役目です。だいたい皆さん狩りの後でご自分で持って帰っちゃうので割とヒマです。
ところでバレンシアといえば広大な砂漠、その砂漠に棲む動物の多彩さでも知られています。
中でもバレンシア象は戦争では必須ともいえる貴重な戦力。調達には膨大な時間と資金がかかりますが、それに見合った活躍をしてくれます。
先日、そんな戦象を上手く扱えるように講習会を開くという情報をキャッチしたため、こっそり潜入し様子を伺ってきましたので、家長様にご報告に上がった次第です。
フレイソン「えーと、ちょっと待ってください」
はい。
フレイソン「私が命じたミッションは『テルミアンパークで水着ではしゃぐキャッキャウフフなギャル達のせくしぃショットを集めよ』だった筈ですが、何故バレンシアで倉庫番なんてやってるんですか」
はい、家長様の命を果たすべくテルミアンパークに向かいましたら、
目つきの鋭いおじい様が「ここは俺のテリトリーだ」と言わんばかりに立ちはだかっておりましたので、素直に全ての事情をお話したところ、倉庫番を命じられた次第です。
フレイソン「・・・なるほど、まぁいいでしょう。で、戦象の方はどんな情報を得たのです?」
はい、ベテランの象使いの方の言によるとですね、
フレイソン「ふむ」
象の鼻にはなんと約10リットルもの水が貯められるんです!
フレイソン「・・・それだけですか?」
あと30分も象に乗ってると酔います! 兵器もそうですが、視点もうちょっと引けると嬉しいです。
フレイソン「なるほど」
何故かバレンシアでの倉庫番のお役目が無期限になりました。がんばります。